

僭越ながら、まずは自分語りしよう。
人生はじめての海外旅行は同人イベント買い物のため、日本語は同人誌とWebサイトの二次創作で鍛えてJLPT N1を取った。こういう台湾生まれ台湾育ちのオタクです。
原画展、初日上映、ライブ、観劇……いろんなイベントのために、一年間4~6回日本へ行こうのがごく普通のことです。大体の台湾人オタクも絶対にそうします。
そして、呪術と推しCPにハマったのは2020の夏。アニメ一期の人気ブレイクで、イベントを推しCPの本の大漁を期待していたけど、そのあとはコロナ。
通販のおかけで欲しい本はほとんど手に入ったし、 WEBオンリーも最高に楽しかった。それでも指をくわえていろんなイベントを見送った。切ない。
画面越しではあの空気だけはどうしても手に入らなかった。 だからこそ、現地のイベントが恋しくてたまらなかった。
だっていろんなイベントの中で、私一番好きのは同人イベントです(日本語を学ぶ原動力も二次創作を読めるようになることだから)。
台湾にもCWTやNiCE、COOMIC等の女性向けイベントはありますが、日本のように「公式主催の大型イベントの中でオンリーが併設される」仕組みがありません。
さらに個人主催でオンリーをやろうとしても、台湾は創作者の母数が少なく、推しCPオンリーどころか、『呪術』作品単体のオンリーですら成立させるのが難しいのが現実です。
だから今回の開催情報を見た瞬間、思わず飛び上がってしまいました。
えっ!?12月!? 個人主催のプチオンリー?!
「いたって普通の恋をした!」って、すごくいい響きですね!しかも恵の誕生日の前日じゃないですか!?最高の日取りじゃないですか!
あっでも十一月はもう社員旅行で名古屋行き、さすがに日程が近くない?
十一月中旬は台湾死滅廻遊の上映、毎週映画館に行く予定じゃない?
年末はプロジェクトの山場ですけど、プロマネ(私)抜けて大丈夫?
でも……行きたい……
すごく行きたい ……
ええっ、今ここで!好きなことのために!動かなかったら!
私は何のために働いているんだろう!
そう思った瞬間、もう航空券を買っていました。宿も取れました。
せっかくだから差し入れも準備しよう!だって二次創作は一期一会だもの!って意気揚々と算段したが、秋に入ったら(やっぱり)残業の連続。
気づいたらもう出発の三日前。慌ててお菓子を買って、空港で「差し入れ マナー」「差し入れ 名前」 を検索しながら手紙を書き込んだ。限界オタクだからね。

(数分前まで手紙を書いていました。)
当日。
イベントの空気がおいしい。
ペーパー集めが楽しい。
本を得たのが嬉しい。
最高〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
くじ引きも。
スタッフ「イタフシクイズですーー」
私「!?!?!?」
聞いてない聞いてない!こっちのボロボロの日本語で聞き取りるか?!でもイタフシ関連のセリフはほぼ暗記しているから、原作から出されたらたぶん大丈夫かなー一
スタッフ 「アニメの呪術散歩」
ハイ、オワダ。てもここからナンパ回か鳥肉団子かの二択?ワンチャンあるかm(
スタッフ 「$*作った#☆@食べ物▲@」
私「肉団子です!」
スタッフ 「正解です!」
ヤッタ。やっぱり外国語のリスニングは、キーワードを拾うのが大事ですね!
(謎の)達成感がすごい。
何より、「同じ気持ちの人がこんなにいる場所」が本当に存在しているという事実に、心からの歓喜と感謝を覚えています。
最〜〜〜〜高〜〜〜〜〜〜〜〜(二回目)
プチオンリーに参加できて本当によかったです!
イタフシを好きになって、本当によかったです!
運営さん、たくさんの企画を考えてくださって、ありがとうございました。当日はとても楽しくて、台湾に帰ってまた仕事を頑張ろうという気持ちになれました。
パンフレットも本当に素敵で、これから大切に拝読させていただきます……。
この感謝の気持ちは、どんな言葉でも言い尽くせません。
最高のイタフシプチオンリーを、本当にありがとうございました~~~~~~~!!!!

(記念写真を撮りました。)